認知行動療法で「不登校」を読み解くシリーズ
子どもの「困りごと」を理解するための教育シリーズ
「学校に行けない。」
教育現場では、このような子どもたちと出会う機会が少なくありません。
しかし、「不登校」という行動だけでは、その子どもが何に困っているのかを理解することはできません。
同じように学校へ行けなくなった子どもでも、その背景には、不安、発達特性による疲労、気分の落ち込み、身体症状など、さまざまな要因があります。そして、その背景によって必要な支援も異なります。
このシリーズでは、子どものこころ専門医・蟹江絢子先生をお迎えし、認知行動療法(CBT)の視点から、不登校の背景にある心の状態や、教育現場での関わり方について解説しています。
本シリーズは、子どもを診断することや、学校へ戻ることだけを目的としたものではありません。
子どもの行動だけを見るのではなく、
「その子は、何に困っているのか。」
という視点から理解し、一人ひとりに合った支援を考えるための学びとして、ご活用いただければ幸いです。
このような方におすすめです
* 学校の先生・教育関係者
* スクールカウンセラー・養護教諭
* 特別支援教育に携わる方
* 子どもの支援に携わる専門職
* 不登校のお子さんを支える保護者
* 子どものメンタルヘルスについて学びたい方
第1回 不登校の背景にある「5つのこころの状態」とは?
「不登校」と一言でいっても、その背景にはさまざまな心の状態があります。
第1回では、不登校の背景として比較的多くみられる代表的な5つの状態について解説します。
* 不安症
* 発達特性による疲労
* 適応障害・抑うつ状態
* 身体症状症
* 精神病発症ハイリスク状態(ARMS)
子どもが「何に困っているのか」という視点から理解することで、その子に合った支援を考える第一歩となります。
第2回 不登校の背景にある「不安症」とは?
第2回では、不登校の背景としてよくみられる不安症について解説します。
特に、
* 母子分離不安症
* 社交不安症
を取り上げ、子どもが学校でどのような不安を抱えているのか、認知行動療法(CBT)の視点から理解していきます。
また、教育現場で大切な3つの関わり方についても紹介します。
* 不安を否定しない
* スモールステップで成功体験を積み重ねる
* 「やってみたら案外できた」という経験を増やし、自信につなげる
子どもの不安を理解し、その子に合った支援を考えるためのヒントをお届けします。
第3回 不登校の背景にある「発達特性による疲労」とは?
第3回では、発達特性によって生じる疲労について解説します。
ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、限局性学習症などの特性をもつ子どもは、学校生活の中で、人とのコミュニケーションや授業への参加、感覚への対応など、多くのエネルギーを使っています。
その結果、頑張り続けたことで心身が疲弊し、登校が難しくなることがあります。
子どもの行動だけを見るのではなく、「なぜ疲れてしまったのか」という背景を理解することで、一人ひとりに合った支援につながります。
第4回 不登校の背景にある「適応障害・抑うつ状態」とは?
第4回では、適応障害や抑うつ状態について解説します。
認知行動療法(CBT)の考え方をもとに、
* 出来事
* 考え方
* 感情
のつながりを整理しながら、子どもの心の状態をどのように理解し、学校でどのような関わりができるのかを紹介します。
子どもの心の状態を理解し、その子に合った支援を考えるための視点を学ぶことができます。
第5回〜第8回
現在準備中です。
順次公開予定です。
監修
蟹江 絢子(かにえ あやこ)
児童精神科医・子どものこころ専門医。
認知行動療法(CBT)の視点から、子どものメンタルヘルスや教育現場での支援について、診療・研究・教育に取り組んでいます。
PLAYTALKについて
PLAYTALK(プレイトーク)は、心理学と演劇を融合した感情教育プログラムです。
自己理解(感情や価値観を理解する力)と、自己表現(感情を適切に伝える力)を育み、自分らしく社会の中で生きていく力を育てることを目指しています。
学校教育や企業研修など、さまざまな場面で「感情を学ぶ体験」を提供しています。
ご利用にあたって
本シリーズは、教育的な理解を深めることを目的として制作しています。
動画で紹介する内容は、診断や治療に代わるものではありません。
また、不登校の背景は非常に多様であり、本シリーズで紹介する内容だけですべてを説明できるものではありません。
子ども一人ひとりの状況に応じて理解し、必要に応じて医療機関や専門機関と連携しながら支援を検討することが大切です。
